薬師寺食堂でBIM
竹中工務店さんが先日、設計施工一貫BIMの薬師寺食堂(じきどう)復興事業に適用を発表されました。
内部は、伝統的な木造建築の意匠と、建築家伊東豊雄氏の現代的意匠が融合した大空間になるそうです。
内部の雰囲気がどの様になるのか、そこも注目です!
2017年5月竣工予定です。
BIMとは?
Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略です。
コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うためのソリューションであり、また、それにより変化する建築の新しいワークフローです。
建築プロジェクトの企画の段階ではこれまで図面を基に、関係者間でコミュニケーションが行われてきました。
しかし2次元の図面では実際にどんな建物がたつのか、人によって理解度に違いがあり、「実際にたってみないとわからない」というケースは少なくありません。図面をベースにしたコミュニケーションから、3次元モデルを使ったコミュニケーションに置き換えることで、設計者の頭の中にあるイメージを早期から関係者間で共有して、「よりよい建物」にするためにさまざまな検証が簡単にできるようになります。